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2008年12月05日

許し 信ずる

東京から戻ってきたものの、
何かと忙しく、その翌週末には
所用でまた東京~東北まで行く事になり・・
おかげで何も出来ず、3週間放ったらかし・・


沖縄タイムスの 「大弦小弦」
このコーナーが好きで、いつも読んでいる。
この記者が書く視点と切り口が面白くすきだ。
12/2付の記事から・・

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英紙の報じた記事などによると、1966年に
「今やイエス(キリスト)より僕らの方が人気がある」
と発言し物議を醸したビートルズの故ジョン・レノンを
ローマ法王庁が約40年ぶりに「許した」という。

ジョンの発言はファンにはよく知られたものだが、
ローマ法王庁が今日まで「許していなかった」
とは知らなかった。それにしても、42年という
時間を超えた「許し」にみるバチカンの時間感覚にも驚いた。

だがこれは序の口だった。83年にはローマ法王が演説し、
地動説を支持したガリレオ・ガリレイを宗教裁判で
有罪にした教会の対応は誤りだったと認めた。
何と350年ぶりの名誉回復だ。
許し 信ずる
宗教と科学の問題など、門外漢のわれわれには
計り知ることできない背景があるのだろうが、
教えられるのは自らの立場を明らかにしたり、
誤りを訂正するのに、時間は障害には
ならないということだ。

さて、俗世ではあっという間に師走。日々時間に追われ、
あくせく過ごしていると1週間前、
いやいや昨日のことでさえ、さっさと忘却の
かなたへ過ぎ去っていく。

ここはローマ法王庁にならい、時間は世代を超えて流れる
大河ととらえたい。すると、目先の利益のみにとらわれず
幾世代も視野に入れた地域振興など
新しい発想が浮かんでくるはずだ。

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許し 信ずる

数世紀に及ぶ、宗教と科学の問題。それこそが、
ルネサンス誕生の本質ではなかろうか。

見たい、知りたい、分かりたい。という欲望が
(Scienza)科学の源であり、それまで1千年に渡り
キリスト教会に抑えに抑えられてきたその思いが,
ルネサンスの時代になって爆発した。

世の中に見られる現象に、一見不思議なことは数多い。
これがなぜかを知りたくなるが、答えを得るのは難しい。
それを神話や神の御告げと解釈するしかなかったのだろう。

教会の教えで、重要なことは神を信じること。
信じる者は救われ、信じる者にのみ
天国の門は開かれる、と。

この反対、なぜ?は疑うこととなるのだから。
どんなことにも当てはまるだろうが、
疑いを持っていては、組織の強化を図れないということだ。

盲目に信ずる事を否定するつもりは毛頭無い。
自分の身に降りかかる災難を不幸と嘆くよりも、
自分を成長させるための試練であると、おのれを信じたい。

「神の国はあなた方の中にある」とも
イエスは語った。つまり、おのれの可能性、
内なる自分に目を向け信じなさい。ということかな・・

今となっては数世紀前の話ではあろうが、
ローマ法王庁にとっては、関係ないことなのだろう。
ローマ教皇がガリレオに対し、誤りであったことを
認めた83年の翌年には、3機目となるスペースシャトル
ディスカバリー号が打ち上げられているのだから。



新聞のコラムとは、だいぶ話しが逸れたな・・






 


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