てぃーだブログ › Molto Amore とってもアモーレ › ITALIAグラフ › Musei Vaticani ヴァチカン美術館

2008年06月03日

Musei Vaticani ヴァチカン美術館

ローマに訪れたなら必ず行くであろう、ヴァチカン市国。
総面積4万2000㎡のイタリアはおろか、世界屈指の美の殿堂。

歴代ローマ教皇の膨大なコレクションが集められた
ヴァチカン宮殿内多くの部分を占める美術館。

500年に及ぶ歴史はいくつもの美術館が拡大され、
美術館・博物館・ギャラリーなどの複合体になった。
よって、イタリア語でも、Museiと複数形の表記になっている。
展示コースの全長は約7Kmにおよび、1日ですべてを見ることは不可能。

館内に入ると、展示コースのサンプルが表示してある。90分・3時間など、
お好みに合わせてどうぞ、といったかんじ。




Musei Vaticani  ヴァチカン美術館
 
Musei Vaticani  ヴァチカン美術館Musei Vaticani  ヴァチカン美術館





サンピエトロ広場を左手に壁に沿って歩く。スイス衛兵隊本部を横目に、
広大なヴァチカン宮殿の外側をグル~っと周る感じ。

通常見学は月~土曜まで。しかし毎月最終日曜だけは見学できる。
しかも、入場無料! タイミングさえ合えば、コレを見逃す手はない!
しかし、閉館時間もいつもより早いので要注意。



Musei Vaticani  ヴァチカン美術館
ただでさえ常に行列状態なのに、こうなるとさらに
行列していることは必至!並ぶ時間も考慮して、
早めに行きたかったが、予定より少し時間が押してしまった。

Musei Vaticani  ヴァチカン美術館Musei Vaticani  ヴァチカン美術館

並ぶこと1時間ほど、閉館時間も気になるが、なんとか滑り込み成功。
ひとつひとつじっくり見る時間は、あまり残されていない。
全体の地図を頭に浮かべながら、急ぎ足気味で進んでいく。
このままのペースで進んで、システィーナ礼拝堂までたどり着き、
ゆっくり拝めることができるか?が気がかりになる。

Musei Vaticani  ヴァチカン美術館Musei Vaticani  ヴァチカン美術館

長~い・・タペストリーのギャラリー・地図のギャラリーを歩いてると、
通路幅は狭いのに、果てしなく先の方まで人が歩いていて
酸欠状態の気分になってくる・・すごく美しい通路なんだけど・・・

Musei Vaticani  ヴァチカン美術館

ピーニャの中庭
Musei Vaticani  ヴァチカン美術館
ブロンズ製の巨大なピーニャ(松かさ)が飾られている。
古代ローマ時代から、松かさは繁栄のシンボルとして扱われ、
現在でも幸せを運ぶ、縁起の良いモノとされているらしい。
向かい側には中庭が広がり、
遠くにはサンピエトロ大聖堂のクーポラが見える。
Musei Vaticani  ヴァチカン美術館

Musei Vaticani  ヴァチカン美術館
気が付くと外は雨降り・・
しばし休憩を兼ねカフェコーナーで食事をする事に

この写真などを見るだけでは、とてつもなく広い美術館に見えないだろうが、
カフェで休憩する頃にはかなりグッタリ気味だったのだ。

ピオ・クレモンティーノ美術館・キアラモンティ美術館は
古代ギリシャ・ローマ時代の見応えある古代彫刻が目白押し。
かのミケランジェロや多くの芸術家に影響を与えた作品もある。
「ラオコーン」は代表的な作品のひとつ。

ピナコテカ絵画館には、L.ダ・ヴィンチ F.アンジェリコ F.リッピ
ラファエロS. カラヴァッチョと必見の大作がある。

そして宮殿屈指の芸術作品、ラファエロS.の「署名の間」に
「聖体の論議」「アテネの学堂」など4つのフラスコ壁画が。


そして最後、最高のクライマックスはシスティーナ礼拝堂だ。
ミケランジェロB.作の新約聖書「最後の審判」を描いた壁画と
旧約聖書の「創世記」を描いた天井画。
資料より↓ 
Musei Vaticani  ヴァチカン美術館

サラッと簡単に数行書くだけではすまない作品なので、
また今度詳しく紹介しなければいけない。

窓が少なく、少し薄暗い礼拝堂には結構な見学者の密度。
係員はひたすら「写真撮るなぁ~」を連発。

クライマックスは最後に取って置きたいものだが、
ココまで来るのにかなりのエネルギーを要する・・・
ゆっくり休みながら鑑賞するべき。
Musei Vaticani  ヴァチカン美術館
美術館内には、ヴァチカン市国の郵便局もあるので、
葉書きや切手をお土産に買うのもイイかもしれない。

出口に向かう螺旋階段↑
 




 




 





同じカテゴリー(ITALIAグラフ)の記事
Pizzeria Pomodorino Rome
Pizzeria Pomodorino Rome(2009-07-31 21:50)

Puccini 生誕150周年
Puccini 生誕150周年(2008-12-24 01:23)


 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。