2007年09月11日

さよなら Pavarotti

9月6日の早朝に亡くなったLuciano Pavarotti 
ルチアーノ・パヴァロッティ  享年71歳

さよなら Pavarotti
出演するオペラは確実に満席になり、大規模な屋外やアリーナコンサートを行えば数万人の聴衆が集まる、まさにオペラ界のスーパースター。

イタリアはモデナ生まれ。オペラが好きな両親の勧めもあって、幼少の頃から教室に通いオペラ歌手を目指す。デビューしたのは20代になってからで、才能に恵まれた、というよりも努力によって開花した、どちらかというと遅咲きのオペラ歌手だったのではないだろうか。

ベル・カント唱法と張りのある高音と声量で、難しい高音も難なく歌い上げ、神から祝福された声「キング・オブ・ハイC(高いドの王様)」といわれた。


世界3大テノール歌手として、プラシド・ドミンゴ ホセ・カレーラスと共に世界中のファンを魅了した。パヴァロッティだけが、唯一イタリア出身の歌手であり、それはイタリアの空のような甘く明るい歌声だった。

最後に公式の場に登場したのは、2006年2月のトリノ冬季オリンピックの開会式で「Turandot 誰も寝てはならぬ」を歌い華を添えた。
さよなら Pavarotti

8日にモデナの大聖堂で行われた葬儀には、イタリア・プローディ首相・アナン国連事務総長らが駆けつけ、早朝から長い列ができ約10万人が弔意に訪れたともいう。

公私共に何かと話題の尽きない人物ではあったが、歴史に名を残すオペラ歌手であった事に違いは無い。


遅ればせながらご冥福を祈りたい。







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