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2007年04月20日

イタリア旅行に行くならば②

前回に続き・・・
イタリア旅行が始めての方へのアドバイスです。
ツアー料金の価格差は、パンフレットをよ~く見てみると分かるものです。

今回はホテルの違いです。
パンフには、利用ホテルグレードというのが載っています。
会社により表記の仕方に違いはありますが、
上のランクから、L・A・B・Cと書いてあるものが、多いと思います。
なかにはSLクラスというのもありますが、庶民的価格ではありません。

8~9日のツアーの平均的な料金は20~25万円前後。
その場合のホテルランクは大体Bクラスです。
(ただし、オフシーズンとオンシーズンでは10万円近い差があります。)

Bとはスタンダードクラスになり、基本的な設備は整っていますが、
それほど広さもなく、素敵な装飾や演出・サービスといったものは、
あまり期待できない可能性も十分ありと思ってください。

ホテルは帰ってから寝るだけの施設だからと、
割り切ってしまえる方にはそれでも十分だと思いますが。

しかしイタリアというお国柄か、なかにはホテルでの
ちょっとしたトラブルも起こりえます。最近ではカードキーになっている所も多く、
鍵が開かないとか、電気が点かない、お湯が出ないといったこともあります。
その程度なら土産話しで済みますが、部屋に置いておいた
貴重品が無くなることもあります。
そうなると、せっかくの旅行も台無しになってしまいます。

イタリア旅行に行くならば②
(↑このホテルはとても良いホテルです)

部屋の中にセーフティーボックス(金庫)が設置してありますが、
不特定多数の人が使うモノなので、万が一の場合開ける事ができます。

「それは、関係者だけでしょ?」「ホテル側に言えば補償してもらえないの?」
と思っても、確かに金庫に入っていた証拠がありませんので、諦めるしかありません。

「でも、全部持ち歩くのはもっと危険では?」確かに危険です。


すべての荷物をスーツケースにしまい鍵をかけ、その周りをクサリなど
金物のロープ状のモノでグルグルにして鍵をかければ、かなり安心でしょう。

現金やカードなど、それ以外の方法としたら、少し面倒ですが
フロントの金庫に預ける事。ホテル側の人と立会いで中身を確認し、
厳重に封印して渡す。
これなら万が一の場合、ホテル側に補償を請求できるハズです。



「ここまでしないと、ダメなのか?」日本での常識は通用しません。
備えあれば憂いなしです。外国に行った場合、日本人は最高の標的です。
日本のパスポートというものは、どんな国でもユルいチェックで入国できるほど、
世界中から信用されています。それだけに日本人のパスポートは人気が高く、
とあるマーケットでは高値で取引されているようです。

こういったアクシデントの発生する可能性も、ホテルランクによって
差が出ることも考えられます。ひとつ上のAクラスホテルでしたら、
部屋の広さや設備・備品も快適になり、アクシデントの起こる可能性も
低くなるのではないでしょうか。

泊まるホテルも旅の楽しみというのなら、
割高にはなりますがAクラスをオススメしたいです。


とは言っても、歴史があり名門といわれている所でも、設備が古いようなホテルや、
小さくて少し狭いけれど家庭的でスタッフの対応が親切なホテル、
有名なのに運悪くたまたま対応したスタッフによる印象など、
クラスだけで全てを判断することは難しいと思いますので、
出来る限り情報を仕入れることが必要ではないでしょうか。

イタリアでの朝食は割りとシンプルなモノが多いので、
ホテルの朝食もクラスによって差が出てきます。
どういったメニューなのかは、また今後の記事に書きますが・・



それと、利用するホテルが全てAクラスのツアーの場合、
ホテルや移動中など荷物の上げ下ろし(バゲージアップ・バゲージダウン)を
すべて行ってくれると思います。
重いスーツケースを持つのは、行きと帰りの税関を通る時ぐらいで、これはラクチンです。



そして、ヴェネツィアをめぐるツアーの場合、この荷物の上げ下ろしで
ハッキリと差が出てしまう場合があります。


ヴェネツィアという都市は海の上に浮かぶ、周囲4キロと3キロ四方の小さな島。
ヴェネト州の本土と橋で繋がっていますが、ヴェネツィア本島には
船に乗って渡らなければなりません。

石畳やデコボコの多いイタリアの街ですが、重いスーツケースを
持って歩くのは結構しんどいもの。船で渡るヴェネツィアとなると、
スーツケースを持って船の乗り降りをしなければなりません。
歩きやすい桟橋があればいいのですが、そうでない所も多いので
女性にはひと苦労かもしれません。
ただし、必ずスーツケースを持って船に乗る必要があるかといえば、
そうでもありません。


世界中から観光客がやって来るヴェネツィア。
本島内にもたくさんのホテルがありますが、
オンシーズンならすぐに埋まってしまうようです。
Aクラスのツアーでしたら、本島内のホテルを確約してもらえるでしょう。

Bクラスとなると本島内のホテルに泊まれる可能性はかなり低くなると思います。
本島内と外の差というのはどれほどかといえば、
TVや雑誌でよく見かけるヴェネツィアの風景は本島内のモノです。

細かな迷路のように張り巡らされた運河をゴンドラが静かに通り過ぎていく。
1000年前のヴェネツィア共和国から続く中世の町並みが
今もそのまま残っている風景は格別なものです。


イタリア旅行に行くならば②


イタリアにあって、ヴェネツィア本島内は夜でもけっこう安全な地域といえます。
夜になると島内にいるのは殆ど観光客になってしまうからです。

一番の見所でもあるサン・マルコ広場では毎晩、いろいろな楽団の演奏が奏でられ、
カフェのテラス席でお茶をしながら、または夕食を食べながらでも楽しめます。
夜の散歩もロマンティックで楽しいはずですヨ。
イタリア旅行に行くならば②イタリア旅行に行くならば②


ヴェネツィアの交通機関は船しかありませんので、騒音がなく街がとても静かです。
迷路のように入り組んだ道を歩いていると、必ずといっていいほど
迷子になってしまいます。でも教会やお店、街並みを眺めながら、
あーでもない、こーでもないと歩き回るのも楽しみのひとつではないでしょうか。
朝靄に包まれた静まり返った早朝や、夜の散歩もまた格別なものがあります。


でも、好きな時間にこの街並みの散策を楽しめるのは、本島内に宿泊している人たちだけです。
昼間観光はしたけれども宿泊は橋を渡って本土側のホテルに帰ります。
というツアーも沢山あり、これではちょっとした自由時間があっても、
せっかくのヴェネツィアの街の魅力に触れることができないかもしれません。


 これはツアーパンフのヴェネツィアのホテルグレードをよく見てみると
「メストレ地区」と書いてあるので判断できます。
(メストレにも豪華なホテルはいくつもありますが・・)
むしろ、快適で近代的なホテルを望むのならば、本土側のホテルの方が揃っているでしょう。

潟に木の杭を打ち込んで、その上に形成されているヴェネツィア本島内には
新しいホテルを建築する事が難しいので、建物は古いのが当たり前と
思っていた方が良いかもしれません。




次回は食事について書きたいと思います。



 



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