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2009年06月16日

CRAGGANMORE シングルモルト


昨日、日曜の午後のひと時。

少し開けた窓から湿った風が入り込む。
梅雨空を眺め、ボンヤリする時間とは何とも贅沢だ。。
こんなにも蒸し暑くはないだろうが、
曇天をスコットランドの大地へと思いを馳せ、
モルトでも舐めてみよう。。と思ってみた。



Cragganmore 12y
クラガンモア 12y
CRAGGANMORE シングルモルト

スコットランド東側を流れるスペイ川流域の
ハイランド地方スペイサイド。

良質な水と清涼な環境を求め、
多くの名立たる蒸留所をはじめ、
スコットランド約半数の蒸留所がこの地に集まる。

ゲール語では「突き出た大きな岩」というような意味の
蒸留所名クラガンモアはスペイ川中流の丘にある。

(The Macallan)マッカランや(The Glenlivet)グレンリヴェット、
(Glenfarclas)グレンファークラスでマネージャーを
歴任したジョン・スミスが理想の蒸留所を作るため
1869年この地に設立した。

ポットスチルは一般的なスワンネックではなく、
T字のような独特な形状を使用することで
不純物が極めて少ない、繊細で軽快な香りを形作る。

オールドパーのキーモルトでもあり
フルーティーで豊かな香り、軽快だが薄っぺらではなく
淡いハーブ香とスモーキー香の余韻が長い。

クセもなくクオリティも高いので
モルト入門者へ奨めていることも多い。



そしてチェイサーに最も相応しいミネラルウォーターがある。
マリオットリゾートに宿泊した際、サービスで貰ってきたのだが
本当にコレはうれしい。。ソレもそのはず、
同じスペイサイドのミネラルウォーター。


SPEYSIDE GLENLIVET
スペイサイド グレンリヴェット

CRAGGANMORE シングルモルト

グレンリヴェット蒸留所からスペイ川を数キロ遡った場所に
ボトリング工場があり、この原水がリヴェット川を経て、
スペイ川へとなる。まさにスペイサイド地域の
多くの蒸留所の仕込み水といってもいいだろう。
グレンリヴェットの仕込み水もこの敷地内の
泉から使用しているらしい。

硬度37のクリアな味わいと喉越し。
ウィスキーの入ったグラスへほんの少し注ぐ。
たちまち優しくウィスキーの香りが立ち上がる。
ほんの少しずつ足していき、モルトの香りと味わいの違いを楽しむ。


糸杉林が連なるイタリア トスカーナの小高い丘、少し乾燥した風と
空を近く感じる眩しい日差しと青空は何物にも変えがたい。

が。。スコットランドの移ろいやすい天気に冷たい風。
覆いかぶさる曇天に美しい山々が連なり、
この地に必死にしがみ付くかのように一面に咲くヘザー。

こんな風景もまた魅力的なのである。





 


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